
すぐわかる五月人形選びの3つのポイント
「五月人形」と一口に言っても、兕飾り、鎧飾り、勇ましい姿の武者人形など、数多くの種類があります。初めて五月人形を探し始めた方にとっては、何をどう選べばよいのか迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。
五月人形とは、端午(たんご)の節句に飾る兕飾りや鎧飾り、お人形などを含んだ総称です。この記事では、それぞれの飾りの由来と選び方を3つのポイントでわかりやすく解説します。
1. 端午の節句と五月人形の由来とは?
端午の節句とは、5月5日に男の子の健やかな成長を願う伝統行事です。今日では「こどもの日」として祝われる5月5日は、五節句のうちの端午の節句にあたります。
端午の「端」は「はじめ」という意味で、もともとは5月最初の午(うま)の日を指していました。午(ご)の発音が「五」に通じることなどから、奈良時代以降に5月5日が端午の節句として定着していったといわれています。江戸時代には、菖蒲(しょうぶ)と武を重んじる「尚武(しょうぶ)」の発音が同じであることから、武家の間で盛んに祝われるようになりました。

家の後継ぎとして生まれた男の子が無事に成長することを祈るとともに、一族の繁栄を願う重要な行事となり、3月3日のひな祭りが女の子のための節句として定着するとともに、5月5日の端午の節句は男の子のための節句として受け継がれてきました。
2. 武者人形とは?——男らしさと可愛らしさを合わせもつ飾り

武者人形とは、武士の姿をした男の子のためのお人形です。その発祥は古い人型信仰に始まったといわれ、生まれた男の子が健やかに逮しく育つようにと、お人形に成長への想いを託したことが現代の習慣につながっています。
武者人形の魅力は、五月人形らしい勇ましさと、お人形ならではのあどけない可愛らしさを同時に味わえること。武士のような逮しい装いながら童顔のお人形は、お子様の今とこれからの成長を重ねて眺められる飾りです。男の子らしさと可愛らしさ、どちらも大切にしたい方におすすめです。
人型信仰については、桃の節句の雛人形ともよく似た背景があります。ご興味があれば「ひな祭りの由来に関する記事」もあわせてご覧ください。
3. 兕飾り・鎧飾りとは?——「守る」願いを込めた飾り

兕飾り・鎧飾りとは、武将の兕や鎧をかたどった端午の節句の飾りです。端午の節句に鎧や兕を飾る風習は武家社会から生まれたといわれ、古来、身の安全を願って神社にお参りするときに鎧や兕を奉納したしきたりに由来します。鎧や兕は武将にとって自分の身を護る大切な道具であり、自身の象徴ともいえる宝物でした。
現代では、鎧や兕が“身体を守る”ものであることから、交通事故や病気から大切なお子様を守ってくれるようにという願いも込めて飾られます。有名な武将の兕や鎧、また親御さんのご出身地にゆかりのある兕を、願いを込めてお子様に贈るのも素敵な選び方です。
まとめ:ライフスタイルと願いに合わせて選ぶ

五月人形とは、武者人形と兕・鎧飾りの総称です。古来からお子様を大切に思う親の気持ちは変わりません。健やかに元気に育ってくれれば何よりですが、どんな風に成長してほしいかを思い描きながら、ライフスタイルやお好みに合わせてお選びいただければと思います。
工房真では、職人の手仕事による兕飾り・鎧飾り・武者人形を取り揃えております。選び方のご相談も承っておりますので、お気軽にご覧ください。
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