記事: 雛人形はいつ飾る?いつしまう?時期と片付けのポイント

雛人形はいつ飾る?いつしまう?時期と片付けのポイント
雛人形を買ったあと、意外と迷うのが「いつ飾って、いつしまえばいいの?」という時期の問題です。この記事では、飾る時期・しまう時期・片付けのコツを、言い伝えの意味と気象データも添えてご説明します。
この記事でわかること
- 飾る時期・しまう時期の目安
- 一年の流れ(探す→飾る→しまう)
- なぜ「晴れた日」にしまうのか(湿度のデータ)
- 「片付けが遅いと婚期が遅れる」の本当のところ
- 片付けの手順4ステップ
覚えるのは、この2つの時期だけ
飾る時期は、立春(2月4日ごろ)から2月中旬までが目安です。遅くともひな祭り(3月3日)の1週間前までには飾りましょう。しまうのは3月3日を過ぎたら、よく晴れた湿気の少ない日に行うのが基本です。
雛人形の一年(初節句を迎える場合)
雛人形を飾る時期はいつですか?
飾り始めに決まったルールはありませんが、春の訪れを告げる立春(2月4日ごろ)から、雨水(うすい、2月19日ごろ)の頃に飾ると縁起がよいとされます。雨水は「雪が雨に変わり、氷が水になる」時候で、水にまつわる節気であることから、良縁に恵まれるという言い伝えがあります。
なお、ひな祭り前日に急いで飾る「一夜飾り」は縁起が良くないとされるため、数日の余裕をもって飾りましょう。
雛人形をしまう時期はいつですか?
ひな祭り(3月3日)を過ぎたら、できるだけ早めに片付けるのがよいとされます。ただし、もっとも大切なのは日付よりも天気です。湿気は人形のカビやシミの原因になるため、よく晴れて乾燥した日を選んでしまいましょう。雨の日や湿度の高い日を避ければ、3月中旬ごろまでに片付ければ十分です。
なぜ「晴れた日」にしまうのですか?
しまうときの湿気は、そのまま1年間、箱の中に閉じ込められます。気象庁の平年値を見ると、2月から3月は1年でもっとも乾燥している時期。雛人形をしまうタイミングとしては、実はとても理にかなっています。
東京の月別平均相対湿度(平年値)
出典:気象庁「東京の平年値(統計期間1991〜2020年)」より相対湿度の月別値。お住まいの地域によって値は異なります。
逆にいえば、梅雨から秋にかけては、絶対にしまい直しをしないほうが安全です。「虫干し」をしたくなったときも、6〜10月は避け、よく晴れた冬から春先の日を選んでください。
「片付けが遅いと婚期が遅れる」は本当ですか?
よく耳にする言い伝えですが、根拠のあるものではありません。「お片付けまできちんとできる子に育ちますように」という、しつけや願いから生まれたものとされています。ですので、天気を優先して無理なく片付けて問題ありません。数日待って晴れた日にしまうほうが、お人形のためになります。
片付けの手順
しまうときの4ステップ
保管は、床から離れた乾いた場所(押し入れの上段など)が向いています。
しまう場所を先に確かめておく
意外と見落とされがちなのが、しまうときの箱の大きさです。当店では全商品に「お届け時梱包寸法」を明記しています。もっとも多い梱包箱は幅53cm × 奥行37cm × 高さ28cm(該当295点)。押し入れの上段やクローゼットの棚に収まる大きさです。
防虫剤は「入れすぎない」のが正解です
種類の違う防虫剤を混ぜると、成分が反応して人形の衣装にシミが出ることがあります。人形用のものを1種類だけ、人形に直接触れない位置に置いてください。量を増やしても効果は上がりません。
よくある質問
いつから飾るのがベストですか?
立春(2月4日ごろ)から雨水(2月19日ごろ)の頃が縁起がよいとされます。遅くともひな祭りの1週間前までに飾りましょう。前日に飾る「一夜飾り」は避けるのが習わしです。
ひな祭りを過ぎたらすぐにしまわないといけませんか?
その日のうちにしまう必要はありません。晴れて湿気の少ない日を選んで、3月中旬ごろまでに片付ければ十分です。雨の日にしまうと、その湿気を1年間箱に閉じ込めてしまいます。
1月のうちから飾ってもいいですか?
差し支えありませんが、お正月飾りと重なる時期でもあります。年が明けて松が取れてから飾るご家庭が多く、立春を目安にすると季節の流れとしても自然です。
4月まで飾りっぱなしでも大丈夫ですか?
言い伝えの面では早めが良いとされますが、人形の状態としては、湿度の上がる5月以降まで出しておくほうがよくありません。4月中の晴れた日にしまえば問題ありません。
マンションで出し入れをラクにするには?
コンパクトな木目込み雛人形や収納飾りなら、軽くて部品も少なく、毎年の出し入れが楽になります。収納飾りは飾り台がそのまま箱になるため、片付けが一段と簡単です。
保管中に不具合が出たら?
工房ひな雛では購入後の修理・お顔交換に対応しています。アフターサポートをご覧ください。自社工房で製作しているため、年数が経った品でもご相談いただけます。
まとめ
雛人形は立春から2月中旬までに飾り、ひな祭り後のよく晴れた日に片付けるのが基本です。2〜3月は年間でもっとも乾燥している時期なので、この季節にしまうこと自体が人形を守ることにつながります。言い伝えにとらわれすぎず、天気とご家庭の予定に合わせて、毎年たのしく飾っていただくのがいちばんです。
片付けの日を決めるチェックリスト
- その日は晴れているか(雨の翌日も避ける)
- ほこりを払う筆・毛ばたきを用意した
- お顔にあてるやわらかい紙を用意した
- 防虫剤は人形用を1種類だけにした
- しまう場所は床から離れた乾いた場所か
工房ひな雛は、埼玉県さいたま市の木目込み雛人形の専門工房です。毎年の出し入れがラクなコンパクトサイズを中心に取り揃えております。
五月人形は姉妹ブランド 工房真 で承っております。

