日本の伝統色とシンプルな屏風の洗練された組み合わせ
小物は木製の品です。黒塗りの行器、白木の燭台(電池式で点灯する燭台です)、中央に木肌塗りの反物を置、お花は鮮やかな白と赤が特徴的な紅白梅を選定しました。
飾り台は高岡漆器の富山県高岡にて製作した一閑塗りの品。一閑塗りは和紙などを飾り台に張り、その上から塗りを施すことにより、飾り台の表面に質感をもたせたり、強度を上げて丈夫に使用できるようにする特殊な技法です。飾り台表面には細かな凹凸とざらっとした質感がございます。お色は日本の伝統的な色である消炭色(黒と濃い灰色の中間色のようなお色)で仕上げました。
屏風は静岡県にて製作した漆喰のような質感の灰色の屏風。少々光沢のある不揃いな柄がアクセントです。落ち着いた印象で一閑塗の飾り台と大変相性の良いシンプルながら洗練された品です。
古来からの技法、知恵やデザインや伝統色をシンプルにまとめたモダンな飾りです。