記事: 雛人形は誰が買う?両家の費用分担と最近の考え方

雛人形は誰が買う?両家の費用分担と最近の考え方
初節句の準備を始めると、「雛人形って、どちらの親が買うもの?」と迷う方は少なくありません。この記事では、雛人形は誰が買うのか、両家の費用分担の考え方を、昔の風習と最近の調査データの両面からご説明します。
この記事でわかること
- いまの主流はどうなっているか
- 「母方の実家が用意する」風習の由来
- 費用分担の4つのパターン
- 気まずくならないための話の進め方
- 遠方の場合の選び方
いまは「両家で相談」が当たり前になっています
古くは母方の祖父母が贈る風習がありましたが、現在はしきたりにとらわれず、両家で話し合って決めるのが一般的です。どちらが買うべきという厳密なルールはなく、ご家庭の状況や地域の慣習に合わせて柔軟に決めて問題ありません。
実際のところ、どのくらいが祖父母からの贈り物ですか?
子育て世帯向けメディア「いこーよ」のファミリーラボが2025年1月に行ったアンケート(全国・325人)では、約6割が祖父母の全額援助という結果が出ています。同じ調査では、女の子のいる家庭のうち13.43%が「買わなかった、または購入予定がない」と答えており、選択のかたちが広がっていることもうかがえます。
全額を援助
購入予定がない
有効回答数
出典:アクトインディ株式会社「いこーよファミリーラボ」調査(インターネットアンケート/全国/2025年1月23〜29日/回答数325人)。回答数が限られたインターネット調査のため、傾向としてご覧ください。
昔の風習:母方の実家が用意していた
かつては、嫁いだ娘のもとへ祖父母が会いに行く口実として、母方の実家が雛人形を用意する地域が多くありました。これは、子どもの幸せを願う気持ちと、孫に会うきっかけという意味合いがあったとされます。ただしこれは地域や家によって異なり、絶対的なものではありません。
「母方が買う」は全国共通の決まりではありません
関東では父方が用意する地域もあり、そもそも風習の記録が薄い地域もあります。「うちの地域では違った」というご経験も、それが間違いということではありません。両家で認識がずれたときは、どちらかの慣習に合わせるより、これから飾るご家庭の事情を基準にするのがいちばん穏やかです。
最近の考え方:柔軟に、一緒に選ぶ
核家族化や価値観の多様化により、現在は次の4つのかたちが多く見られます。
費用分担の4つのパターン
どのかたちにも正解・不正解はありません。話し合いの入口として、選択肢を並べたものです。
気まずくならないための進め方
費用や購入者をめぐって気まずくならないためには、早めに、順番を決めて話すことが一番です。工房でご相談をいただくときも、次の順番をおすすめしています。
| 順番 | 決めること | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | 飾る場所の幅・奥行き | 受け取るご家庭にしか分からない情報。ここが決まると候補が絞られます |
| 2 | 構成(親王飾り/五人飾りなど) | 場所が決まれば自然に絞られます |
| 3 | 予算の上限 | 構成が決まってから話すと、金額の話がしやすくなります |
| 4 | 誰がどう出すか | ここまで具体化してから話すと、もめにくくなります |
| 5 | お顔・仕上げの好み | 最後は飾るご家庭の気持ちで決めていただくのがいちばんです |
「いくら出すか」から入ると話がまとまりにくく、「どこに飾るか」から入るとまとまりやすい——これは、工房でご相談を受けていて繰り返し感じることです。

遠方に住んでいる場合は?
祖父母と離れて暮らしていて一緒に選びに行けない場合も、方法はあります。
- カタログを両家に取り寄せる……同じ紙面を見ながら電話で相談できます。カタログ請求は無料です。
- お人形サンプルをご自宅で確かめる……お顔の印象は写真だけでは決めきれません。
- 贈り物として直送する……工房ひな雛では、お孫さまのご自宅への直送を承っています。
よくある質問
必ず母方の親が買わないといけませんか?
いいえ。それは昔の風習の一つで、現在は両家で分担したり、パパ・ママが選んだりと自由です。地域による違いも大きく、全国共通の決まりではありません。
費用はどう分担するのがいいですか?
折半にする、雛人形と別のお祝い(ランドセルや写真撮影など)で役割を分けるなど、ご家庭で納得のいく形で構いません。大切なのは事前の話し合いです。
両家で選ぶときのポイントは?
受け取る家の飾る場所の広さを先に決めると、サイズと種類が絞られて話がまとまりやすくなります。金額から入らないのがコツです。
二人目・三人目にも、それぞれ買うものですか?
決まりはありません。雛人形は本来「その子の身代わり」という意味をもつため、お一人ずつ用意する考え方もあれば、姉妹で一つの飾りを一緒に楽しむご家庭もあります。親王単体や立雛飾りなど、小さな飾りを足していく方法もあります。
もらった雛人形が飾る場所に入りませんでした。どうすれば?
まずはご相談ください。工房ひな雛では飾り台や屏風を単体でも扱っており、組み合わせを変えることで収まる場合があります。アフターサポートもご覧ください。
遠方の孫に直接届けられますか?
はい。工房ひな雛では贈り物としての直送に対応しております。詳しくはよくあるご質問をご覧ください。
まとめ
雛人形を誰が買うかに決まったルールはありません。昔は母方の実家が用意する風習がありましたが、今は両家で相談して決めるのが主流で、祖父母からの贈り物というかたちも多く見られます。「いくら」より先に「どこに飾るか」から話し始めると、金額も種類も自然に決まり、話し合いが穏やかに進みます。
両家で話す前に決めておくこと
- 飾る場所の幅・奥行き・高さを測った
- しまう場所の空きも確かめた
- 親王飾り/五人飾りのどちらが場所に合うか目星がついた
- カタログを両家に取り寄せた(同じ紙面で話せます)
工房ひな雛は、埼玉県さいたま市の木目込み雛人形の専門工房です。ご家族で選びやすいコンパクトサイズを中心に取り揃えております。
五月人形は姉妹ブランド 工房真 で承っております。

